上映作品 - 特集:ルクレシア・マルテル

サマ
/ Zama

11月28日(金)18:20 -HTC

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アルゼンチン、ブラジル、スペイン、ドミニカ共和国、フランス、オランダ、メキシコ、スイス、アメリカ、ポルトガル、レバノン / 2017 / 115分 /
監督:ルクシア・マルテル(Lucrecia MARTEL)
字幕協力:ラテンビート映画祭

18世紀末、スペイン統治下の南米の僻地を舞台に、かつては武勲を讃えられたスペイン王室の士官でありながら、地方行政官の職に甘んじているドン・ディエゴ・デ・サマの姿を追う。彼はブエノスアイレスに残した妻子と再会するため、あるいはより格式の高い任地へ異動するために、スペイン国王からの転勤許可を記した手紙をひたすら待ち望んでいる。しかし、その手紙は一向に届かず、サマは不確実な未来への焦燥を募らせ、怠惰や腐敗に満ちた環境の中で、時間だけが虚しく過ぎていく感覚に囚われていく。帰郷や栄転の望みが絶望へと変わるなか、彼はついに一攫千金を夢見て危険な探検隊に志願する。この探検は、長年追い求めた「まともな人生」を取り戻そうとするサマの最後の試みとなるが……。2017年のベネチア映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門でプレミア上映され、翌年の第90回米国アカデミー賞国際長編映画賞へのアルゼンチン代表作品にも選出。ペドロ・アルモドバルがプロデューサーとして参加した。

This film will be screened with Japanese subtitles only.

©Eugenio Fernández Abril

監督:ルクシア・マルテル(Lucrecia MARTEL)

1966年アルゼンチン・サルタ州生まれ。初長編『沼地という名の町(La Ciénaga)』(2001)でベルリン映画祭アルフレッド・バウアー賞、サンダンス・NHK国際映像作家賞などを受賞。『The Holy Girl』(2004)と『頭のない女(The Headless Woman)』(2008)がカンヌ映画祭コンペに選出。『サマ(Zama)』(2017)は祖国のアカデミー賞で作品賞、監督賞などを受賞。『私たちの土地(Landmarks)』(2025)は初の長編ドキュメンタリー。

上映スケジュール

11月28日(金)18:20 -

ヒューマントラストシネマ有楽町

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