監督:ピーター・ユン(Peter YUNG)
1949年生まれ。米国で写真と映画を学び、1972年に香港に戻り写真家として活躍。1970年代半ばから麻薬取引を題材としたドキュメンタリー制作に取り組む。初の長編劇映画『ザ・システム』(1979)でも同じテーマを扱い、麻薬取引の実態やそこに関わる人々を多面的に描き出す点で前例のない作品となった。自身で作品をプロデュースする独立系監督の先駆けとしても知られ、他の監督作に『Life After Life』(1981)、中国で撮影した『The Rickshaw Boy』(1982)、『Warlords of the Golden Triangles』(1987)などがある。1990年代以降は映画製作を離れ、教職を経て写真家として活動している。