特集上映:日印交流年記念事業「リッティク・ゴトク監督特集 〜インドの伝説的巨匠〜」 共催:国際交流基金
インド・ベンガル地方においては、既に海外でも評価を確立しているサタジット・レイと並ぶ、芸術映画の雄として人気の高いリッティク・ゴトク。これまでに日本では、わずか1本が紹介されるにとどまっていましたが、06年の全州国際映画祭(韓国)で特集が組まれるなど、再評価の機運が高まっています。今年10月から11月にかけて行われるフィルムセンターの<インド映画の輝き>特集では、「雲のかげ星宿る」が紹介されますが、インド映画史に独自の足跡を残した巨匠のひとりです。自らの出身地であるベンガルの激動の歴史を背景に、運命に翻弄され、抗いつづける人々の姿をドラマティックに描く作品は、観客の胸を深く打つことでしょう。国際交流基金との共催による特別企画として、全4作をお送りします(すべて日本初上映)。
<リッティク・ゴトク プロフィール>
1925年11月4日、現バングラデシュのダッカに生れる。大学在学中から小説や戯曲を発表。その後、演出家、劇作家、俳優として演劇界で活躍する。49 年、モノジュ・ボッタチャルジョ監督作品『Tathapi』の演出・脚本助手として初めて映画製作に関わる。53年、初監督作品『Nagarik』を発表。映画界と演劇界の双方で活動を続けるが、60年代前半からはアルコール依存症に苦しんだ。76年2月6日、カルカッタで死去。時に実験的なスタイルを用い、ベンガル地方の文化や社会問題を扱った作品を発表した。監督作としては8本の長編劇映画の他、ドキュメンタリーや短編映画がある。
「リッティク・ゴトク監督特集」 11/26(月)、27(火)も上映
アテネ・フランセ文化センター(御茶ノ水)にて
非機械的 ▼作品詳細
非機械的
11/20(火)21:15 シネカノン有楽町1丁目
11/26(月)16:50 アテネ・フランセ文化センター

1958/102分
黄金の河 ▼作品詳細
黄金の河
11/19(月)15:00 有楽町朝日ホール
11/27(火)19:00 アテネ・フランセ文化センター

1962/128分
ティタシュという名の河 ▼作品詳細
ティタシュという名の河
11/20(火)15:20 有楽町朝日ホール
11/26(月)19:00 アテネ・フランセ文化センター

1973/159分
理屈、論争と物語 ▼作品詳細
理屈、論争と物語
11/25(日)10:20 有楽町朝日ホール
11/27(火)16:40 アテネ・フランセ文化センター

1974/120分
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